ばけがくしゃの勉強ブログ

薬剤師国家試験、有機化学、プログラミング、etc.

2020-02-24から1日間の記事一覧

【薬剤師国家試験 第103回 問213】不斉中心の有無と反応形式を見極めよう

第103回の最後は、オメプラゾールに関する問題です。 有機化学の考え方が必要になってきます。 はじめに、各工程で何が起こっているのか見ていきましょう。 オメプラゾールのすぐ近くに書かれている「及び鏡像異性体」という言葉が気になりますね。 硫黄原子…

【薬剤師国家試験 第103回 問210】配位能を比較しよう

問210はキレートに関する問題です。 配位子は、基本的に非共有電子対を介して金属イオンに配位しますよね。 このポイントを踏まえて、1〜5の原子がもつ非共有電子対に着目していきましょう。 1と2の窒素原子がもつ非共有電子対は、sp2軌道に入っています…

【薬剤師国家試験 第103回 問209】レボドパ→ドパミンの知識をもって問題に臨もう

問209は薬理の問題に見えますが、有機化学の知識も必要です。 早速、解いていきましょう。 セレギリン、レボドパ、カルビドパの構造が示されています。 レボドパはアミノ酸トランスポーターにより脳内に取り込まれ、脳内で「芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素」と…