2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は、β-ラクタム系の抗生物質に関する問題ですね。 それでは早速、選択肢を見ていきましょう。 【1】……この骨格はペネムではなくてセフェムですので、×です。 下に示した4つの骨格は、とくに有名なので覚えておきましょう。 いずれも、β-ラクタム系抗生…
アセトアミノフェンとAが反応して生じる付加体を、選択肢の中から選んでいきましょう。 グルタチオンの大きな特徴は、メルカプト基(–SH)が反応することです。 この官能基は、代謝物Aのどの位置に反応するのでしょうか? 前問では、チオール(-SHをもつ化合…
メスナとアクロレインが反応して、生成する化合物Aの構造を5つの選択肢の中から選ぶ問題です。 メスナの右端の部分は非常に強い酸(スルホン酸)の共役塩基です。 そのため、この部分の反応性はとても低いです。 反応に関わるのはチオールの部分(メルカプ…
問108は、NMRの問題です。 NMRの問題は、第103回の問107で行なったように、個人的にはシンプルなピークから解析していくのがベターだと思います。*1 それでは、シンプルなピークから、どのような官能基があるのか判断し、5つある選択肢を絞っていきましょう…