【薬剤師国家試験 第104回 問6】ルイス構造式の電子数を数えよう
有機化学を中心に、薬剤師国家試験の解説をしていきたいと思います!
私のスペック……薬学部卒(薬剤師免許取得)→ 大学院で有機化学の研究 (博士号取得)、製薬企業の研究員と大学の教員を合わせて計5年以上の職歴あり。
それでは、第104回から遡っていきますね。
下に示したのは問6(必須問題)です。
電子の数を数える問題ですね。
一見すると難しそうに見えますが、ルイス構造式を書くことができれば簡単に解けます。
個人的には下記のように、(分かりづらいものだけでも)いったん構造式に書き直したほうが間違いを防げると思います。
結合の部分を電子に書き換えれば、ルイス構造式になりますよね。
あとは電子の数を数えればいいだけです。
答えは3番ということが分かります。
ちなみに、「一重項」と「三重項」というのは電子の数ではなく状態を示す用語でしたよね。
電子の数は変わらないので、惑わされてはいけません。
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興味のある方は是非どうぞ↓
問題の出典: 厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198921.html)